成寿一覧表

成寿 第40号 〈ニュース・アラカルト〉

一斉法要のこ報告 

恒例の山内行事
 今年も例年通り年五回の一斉法要を執り行いました。天候にも恵まれ境内にはたくさんの方がご参詣下さいました。


1月9日(金) 新年祈祷会
 お話は、カリフォルニア大学バークレー校教授のダンカン隆賢ウィリアムス先生。ダンカン先生は善光寺留学僧育英会の第14回育英生。先代の住職が団長を勤めたスリランカ国交樹立50周年記念友好親善使節団にも参加し通訳を務め、博志住職がアメリカに修行に行った際にはご自宅に一ヶ月間ホームステイさせて頂くなど、親子二代に渡って親しくお付き合いをさせて頂いている方です。アメリカ、オバマ大統領のチェンジをキーワードに流暢な日本語でお話を頂きました。ダンカン先生は今年より再開しました育英会の参与もお勤め頂いております。
 また同じく育英生の新井一光師(第21回生)が帰国のご報告に来山し、檀信徒の皆様に「ドイツでの留学中、挫けそうな時にこの育英会に採用して頂き、大変勇気を頂きました」とお礼の挨拶をされました。


2月3日(火) 節分追難法会
 落語。三遊亭王楽さんと三遊亭きつつきさん。二人の落語を楽しみました。
 さすが王楽さん。三年続けて善光寺での落語。そのご利益あってかこの秋、真打昇進。会場からは「真打ー」との掛け声も。ますますのご活躍を祈念致します。その前を努めたきつつきさん。頑張って、精進ください。
 落語が終わってご祈祷。転読大般若、善星皆来、悪星遠離、諸災消除を祈念。大きな声で魔を払いました。そして、待望の豆まき。


3月18日(水) 春彼岸法会
 午前、午後合わせて六百名の皆様のご参詣。
 お話は、ドイツ普門寺住職 中川正寿老師。冒頭には、尺八の音色。
 キリスト教の社会に身をおいて一から仏法を伝える。その理念に共鳴し先代も影ながら協力をさせて頂いた老師です。2006年には普門寺開創十周年と中川老師の晋山式が行われ、博志住職も随喜致しました。(詳しくは成寿34、37号をご覧下さい)
 お話のテーマは「何の為に生きるのか」。ドイツで行っているプログラムを紹介。「ドイツのお寺の中から窓の外を見れば、どの木を見ても頑張って伸びている。けれどどれ一つとしてまっすぐな木はない」と語られていた老師の横顔に、文化の違いの中でも、「坐禅の心をどう伝えるのか」という事に心を尽していらっしゃる老師の情熱が感じられました。


6月26日(金)、27日(土) 盂蘭盆大施食会
 二日間に渡り八百五十名を越す方々のご参詣。
 駒澤大学名誉教授の佐々木宏幹先生から供養について分かりやすいお話を頂き、身近な方とのお別れについてその絆をしっかりと保つ時間を持つ事が出来ました。


9月21日(月) 秋彼岸法会
 秋の大型連休の中、六百名を越す方々のご参詣。第二回育英生大阪乗雲寺の安井住職(浄土宗)のこ法話。インドへの留学中に育英会の事を知り申し込み。先代住職がわざわざインドまで激励に来て、「お金の事など心配するな。きちんとした事を続けていけば必ず道は開かれる。君は好きなように遣ったらいい」といわれた善光寺との縁を交え、「般若心経」について「今日、ここ善光寺にお参り出来るだけで皆さんベスト・コンディションですがな」と関西弁でユーモアたっぷり四十五分のお話を頂きました。


山内の整備
 お陰様で年々お参りいただく檀信徒の皆様の数が増えています。
 昨年にはご一緒にお勤め頂く為にお配りするお経本が足りなくなるほど。
 皆様、お参りして頂きやすいようにと山内整備を行っています。
 駐車場 今までは、釈迦殿前の場所に駐車して頂いていましたが、二月に米陀石材店様の脇に大駐車場が完成しました。是非ご利用下さい。
 釈迦殿 空調・御手洗の整備。釈迦殿建立から三十年。当時の空調が不調の為、この夏に入替。また女性の参拝者が多い割に御手洗の数が少なくご迷惑をお掛けしていた為御手洗の改修も行いました。


AED設置
釈迦殿の玄関左側にAEDを設置致しました。それに先立ち使用方法の講習会を五月二十八日近隣の方々も招いて行いました。
 AEDとは今年の東京マラソンでタレントの松村邦弘さんが倒れた際にボランティアの方が使用して注目を浴びた事でも知られる医療機器です。
 心臓の突然死はいつでも誰にでも起こる可能性があります。その数は年間全国で三〜四万人(一日百人)とも言われています。心臓突然死の原因は心室細動といわれる心臓が痙攣している状態からくるものです。この心室細動は発生から1分経過する毎に心拍再開率は約一〇%ずつ低下していくそうです。そのために、救急車が到着する前(全国平均到着時間は約7分ー)に現場に居合わせた私たち一般市民による心肺蘇生+電気ショックが必要になる訳です。そのため、2004年から一般市民による使用が認められ駅や空港、ホテルなど公共施設に広く設置されるようになりました。

※AED 自動対外式除細動器(じどうたいがいじょさいどうき Automated External Defibrillator) 心室細動の際に機器が自動的に解析を行い、必要に応じて電気的なショック(除細動)を与え、心臓の働きを戻すことを試みる医療機器。尚、脳出血など、心室細動以外の要因で倒れた際には、機器が自動判断して、電気的ショックは流れません。

◇◇救急時のガイドライン◇◇◇◇◇
1 意識の確認 肩を叩いて意識の確認。「大丈夫ですか?聞こえてますか?」
2 救急車、AEDの依頼 助けを呼ぶ。
  周りの人に指示をだす。お願いする。
  119番で救急車を呼んでください。」など具体的に指示する。
3 気道確保、呼吸の確認
  あごを上げ気道の確保、口元に頬をよせ呼吸の確認
@胸部の上下運動を見る
A呼吸があるのかを音で聞く
B頬で息を感じる
4 二回の人工呼吸(省略可)
5 胸骨圧追、人工呼吸
  @服を脱がせ、乳首と乳首の間に手のひらの付け根を置く。
  A一分間に百回のリズムで三十回胸骨圧迫を行う(四〜五pの深さで圧迫)。
   意識が有れば、痛いと思われるほどにかなり、強く押す感覚です。
  B気道を確保し、ゆっくりと二回人工呼吸を行う(一回に一秒)
  C三十回の胸骨圧迫と二回の人工呼吸を五セット行う(約二分間)
  DAEDが到着しだいAEDを使用
ふたを開ける(電源を入れる)電極を貼る(右の鎖骨の下と左の脇腹)電気ショックが必要な場合は、放電ボタンを押す

『救命の手順 2005年 新しい日本版救急蘇生ガイドライン』
 「自分たちの手で救える命があるならば…。」
 万が一、目の前で人が倒れたときに慌てずに対処できるように参考までにご確認ください。


戸澤洋太師 法戦式
 去る六月二十二日、加賀大乗寺にて東隆眞老師を法瞳師として善光寺徒弟、戸澤洋太師の首座法戦式が行われました。厳粛な雰囲気の中、ご両親や師匠である博志住職の見守る前で、十間に渡る問答を大きな声で行いました。「まだまだ大乗寺に残って修行を続けたいと思います」と語る洋太師の今後益々の活躍を期待し、心より道念増長、法身堅固を祈念致します。


◇晋山結制並びに先住大和尚七回忌法要のお知らせ◇
 善光寺二世中興大圓武志大和尚の遷化からはや七回忌を迎えようとしています。善光寺の創建、「留学僧育英会」の設立、やすらぎの郷霊園の開設、世界を舞台にした国際的な活躍等々、大圓大和尚の足跡は、仏教に生きる私たちにとって、今も大きな指針となり生き続けています、
 善光寺は今、大圓大和尚の遺志を体して第三世を継承した黒田田博志が先代大圓大和尚の七回忌に際し、成寿山善光寺住職として就任を正式に披露するための晋山式を挙行する準備を進めています。
 新住職としての決意を込めて晋山上堂の盛儀に臨む覚悟です。ここにお知らせいたします。

日時 平成22年11月27日(土曜日)〜28日(日曜日)
 晋山式(しんざんしき)は、新しく任命された住職の就任式でありお披露目の式であります。
 また「結制法要(けっせいほうよう)」は住職が最高の法階である大和尚への道のりの第一歩という儀式で、世界の平和と万民の幸福を祈ると共に、禅問答など多くの法要が両日に亘って修行されます。
 これらは曹洞宗の儀式の中でも最も重要なもので、住職にとって生涯ただ一度の式典であります。
 檀信徒にとっても、遇い難き良い縁起であり因縁であります。
    準備委員会 委員長 熊谷豊太郎   副委員長 國廣敏郎  役員一同

〈主な法要行事〉
一、晋山稚児行列(しんざんちごぎょうれつ) 、晋山式(しんざんしき)
一、晋山上堂(しんざんじょうどう)
一、首座法戦式(しゅざほっせんしき)
一、先住大圓武志大和尚忌七回忌
      献供調経(けんぐふぎん)
一、大般若祈祷(だいはんにゃきとう)
                ……等
※檀信徒の皆様には、改めてご案内申し上げます。