成寿一覧表

成寿 第41号 ■特集 〈開山忌〉
成寿山善光寺三世大莞博志住職晋山結制
当山二世中興大圓武志大和尚七回忌法要

- 平成22年11月27日・28日 -
式典・法要・ご挨拶・祝辞・祝電

善光寺行事報告⇒

 平成22年11月28日、善光寺の第三世住職 黒田博志師の晋山結制並びに大圓武志大和尚七回忌法要の盛儀が執り行われました。二世中興大圓武志大和尚の遺志を体して第三世を継承した住職が先代大和尚の七回忌に際し、成寿山善光寺住職として檀信徒に就任を披露しました。


27日










28日

 新住職の晋山行列は、かわいらしい衣装の稚児たちの先導の後、港南会館を出発し、善光寺へ向かいました。


 釈迦殿前で晋山の第一声を発した新命住職は、釈迦殿に上殿し、まず御本尊さまに新任のご挨拶をし、結制上堂の盛儀に臨みました。
 晋山式を見守る西堂は本寺光真寺(栃木県大田原市)住職黒田俊雄老師、後堂は大圓武志大和尚と同窓である大乗寺(金沢市)山主東鱆チ老師。
 釈迦殿は、関係ご寺院、檀信徒総代、先代の頃からご縁をいただいている縁者や親類の方々が随喜し、新命住職(博志老師)の一挙手一投足を見つめる中で、結制上堂、首座法戦式、先住七回忌法要、大般若祈祷法要と重儀が次々に行われました。
 新住職として仏の座である須弥壇の上に登った博志住職は、大恩教主本師釈迦牟尼仏、高祖承陽大師、太祖常済大師、開山楳庵白純大和尚、さらに総持寺前副貫首斎藤信義老師、先代の法友であった山形保春寺住職大八木春邦老師に感謝報恩の香を手向け、また檀信徒の皆さまの家門繁栄を願い、そして父であり師匠である大圓武志大和尚への報恩の香を焚き、法語を唱えました。
 この後、問答を展開した博志住職は、自らに課して「年々歳々花相似たり、歳々年々人同じからず」と信念を吐露し、次々に質問をしかける僧に警策をかざし、やさしく厳しく明快に応酬。「すべて檀信徒の皆さまのおかげ」「先代からは何も動ずることのない心を受け継ぎたい」と決意を吐く。
 父母の恩の重きこと天の極まりなきが如し。師父大圓武志大和尚への報恩の思いでしばし絶句する場面もありました。随喜の僧侶も檀信徒の皆さまも一様に博志住職の雄姿と在りし日の先代の面影とを重ねてもらい泣きする場面もあり、感涙に濡れる晋山式となりました。

 法戦式では、善光寺徒弟の黒田賢志上座が首座の役に就き、「達磨廓然」の公案をもとに堂々の問答をくりかえしました。
 西堂の黒田俊雄老師は、若き博志住職と賢志首座に「すりこぎは身を削って、ろうそくは身を燃やして人の役に立つ。僧侶もかくの如し。これより更に心を合わせて報恩の行に漣進してほしい」と語りかけるように慈しみ洋々たる前途を激励しました。
 この後、先代住職大圓武志大和尚の七回忌法要が大乗寺山主東鱆チ老師の導師で営まれました。
法語

単刀直入至誠人 忍苦多年転願輪 七回春秋既過去 如今佛看旧時身
 恭惟相値
当山二世中興善光寺留学僧育英会創設者初代理事長大圓武志老大和尚休広忌之辰
                                                 拙僧
大練忌之辰焼香云
与老大和尚 結兄弟之契五十年 友情丹心猶在眼 朗朗大声今残耳
 現在然
扱老大和尚者
修両本山僧堂 投身泰米国道場 開創善光禅苑 宣揚一仏両祖宗
檀信帰崇教化 門徒一万絶比倫 遺弟博志老和尚 受遺命寺門興隆
 可謂
正伝仏法弥昌 尽未来際久転
正与慶時 応供底一句 如何指陳
  咦
粘華瞬目 露堂々 破顔微笑 明歴々
尚亭
維時平成廿二年十一月廿八日 加賀東香山大乗寺七拾二世 焼香比丘天籟隆眞拝書



 次に、檀信徒各家のご先祖供養と、身代不動明王に皆さまの健康と家門繁栄を祈念する大般若祈祷法要が勤修されました。
 そして最後に新命住職と筆頭総代・熊谷豊太郎氏の挨拶をもって無事円成致しました。

 善光寺では、晋山式は二回目です。前回は大圓武志大和尚の晋山式、昭和47年11月28日、奇しくも同じ日です。
 師父大圓大和尚の晋山式には、未だこの世に「生」を授かっていなかった新命方丈。誕生以来28年、或る日突然、師父の遷化に遭遇し、用意と準備のないまま、役割と責任が委せられ途方に暮れることになりました。
 以来、遠きを追いながら、兎にも角にも次代を継承すべく師父の「志」を探り、生前どのように行動されてきたのか、それまでの「やりかた」や「しきたり」を探し求め、昼夜を分かたず、寺務に翻弄される刻々。師父の偉大な足跡は一朝に修得できるものではないと、ご自身の力量不足を自覚させられる毎日であったと述懐されます。
 しかし新命を待つ檀信徒にすれば一日千秋の想いでありました。
 晋山式と先住七回忌は、師父の導きであり、決して偶然ではなかったのでしょう。いよいよ第三世を継承、謙譲の美徳をほしいままに成寿山善光寺に立つ新命、まことありがたき不思議であります。


ご挨拶・祝辞 (順不同)

晋山結制実行委員長 熊谷豊太郎様
 大勢のこ寺院さま法友さまのご参加、ご協力により式をおえられたことを御礼申し上げます。博志方丈には、心の通う善光寺として人々を幸せに導き、仏教と社会平和のためにご尽力いただきたいと願います。大圓方丈は今日の博志方丈のお姿をご覧になって喜びながら大変安心しておられることと思います。 総代の皆様と共に善光寺の興隆を祈っていきたいと思います。


大乗寺山主 東鱆チ老師
 武志老師の遺志を継いで山門興隆につとめていただくことを願います。





神奈川県第二宗務所第五教区教区長 近藤一光老師
 山門繁栄を祈念して乾杯。





善光寺護持会会長 國廣敏郎様
 あらためてみほとけの心を深く教えていただいた気がしています。敬愛する博志方丈を支えていきたいと思っております。




光真寺住職 黒田俊雄老師
 みなさまのお心によるあたたかい晋山式、七回忌法要が無事おわり、あつく御礼申し上げます。



祝詞・祝電 (順不同)

大本山永平寺貫首 福山諦法様
祝詞
 本日の吉辰を卜して晋山結制の式典を挙げらる、洵に慶祝の至りに堪えません。
 惟うに晋山開堂は寺門の大典であり九旬安居の結會は佛祖の軌範とするところ、我が宗門の宗旨ここに始まり、人類無上最深の文化これに依りて興るというべきであります
 冀くは曩祖の垂範に從い綿密なる行持と卓絶した教化とに依り普く無縁大悲の法門を布き、齋しく単伝自覚の正法を弘められ、貴寺の檀信徒はもとより国家社会の要請に應えられんことを祈念して祝詞と致します。

大本山総持寺貫首 大道晃仙様
祝辞
 本日茲に吉辰をトして、善光寺晋山結制の式典を修行さるるの勝縁、洵に慶祝の至りに堪えません
 貴寺は由緒深く歴代よく宗門の伝燈を護持して両祖大師の宗風を昂揚し、地域社会の福祉と人心の安寧に貢献されて來ましたが、新命宗師には道行綿密にして正法の興隆、寺門の経営、檀信徒の教化に邁進され将来を期待さるる宗師であります。
 今茲に山門頭高く法幡を翻し佛祖正傳の佛法を宣明し、萬世の太平萬民の和樂を祝祥されましたこと等しく感激するところであります
 本日の盛儀に際し寺門の繁榮と宗師の愈々の活躍を祈念し、特に専使を派し、深甚なる祝意を表します

曹洞宗神奈川県第二宗務所所長 石田征史様
祝辞
 本日茲に、吉辰をトして晋山開堂の式典を挙行されるに當たり、神奈川県第二宗務所管内寺院を代表して心より祝意を表します。
 貴師は、平成十七年一月ご當山住職に就任以来、良く曹洞宗の伝灯を護持し高祖道元禅師、太祖瑩山禅師の宗風を挙揚して、常に地域社会の福祉と人心の安寧に貢献されてまいりました。
 御承知の通り、御當山は先代故黒田武志老師が新寺建立されたお寺であり、貴師はその跡を継ぎ善光寺季刊誌「成寿」の発行や横浜善光寺留学僧育英会の運営にも尽力されています。 また道念厚く、大本山永平寺での修行に加え、タイのワットパクナムやアメリカのロサンゼルス禅センター、ドイツ普門寺などの禅道場でも修行をされ、今'後の曹洞宗を担う若手宗侶の一人として多方面で御活躍されています。
 この度、檀信徒の輿望を担って晋山開堂を修行され、佛祖の慈恩に報答されましたことにお慶び申し上げます。
 茲に本日のこ盛典に際し寺門の興隆、檀信徒の家門繁栄と貴師の益々のご活躍を祈念し、祝辞といたします。


【祝電】
大本山総持寺
 貫首大道晃仙祝下
 副貫首江川辰三様
 西堂松田文雄様
 監院横山敏明様

晋山結制の盛儀に當たり心より祝意を表します。

神奈川県東部嶽山会会長 宗澤文良様
 晋山結制上堂の御隆儀を心から御祝い申し上げ法燈益々の御興隆を祈念申し上げます

神奈川県東部総和会会長 菅原節生様
 ご盛典を祝し寺門の興隆と益々のご活躍を祈念申し上げます

曹洞宗神奈川県青年 同志会様

 御盛典を祝し、寺門の興隆と益々の御活躍を祈念いたします。

即心会一同様
 晋山結制を祝しますとともに、貴山の益々の御発展を御祈念致します。

神奈川県第二宗務所所長 石田征史様

 御盛典を祝し御老師の益々のご活躍を祈念致します。

玉泉寺海外留学僧 沖田玉映様
 晋山結制おあでとうございます。益々のご活躍を期待しております。

曹洞宗宗務庁人事部長宗興寺住職 中野重哉様
 ご盛典を祝し、益々の山門興隆、益々のご活躍をご祈念いたします。

ドイツ大悲山普門寺 中川正寿様
 晋山の盛儀、心よりお祝い申し上げます。


善光寺晋山結制 メールでの祝辞
To Rev. Hiroshi Kuroda;
Our warmest congratulations on the occasion of your Shinsanshiki. May your Mountain Accession be auspicious and the Zenkoji sangha prosper and grow under your guidance.
Deepest Gassho,
The Maezumi family, Ekyo, Michi, Yuri and Yoshi
黒田博志様へ
晋山式の慶賀に、心よりお慶び申し上げます。
山門の上堂に当たり、善光寺一山の皆様が、新命方丈様のお導きにより、ご発展なされますよう祈り上げます。
心よりの合掌
前角一家、慧鏡 光代、純道、嘉美より


Dear Rev. Hiroshi Kuroda,
From Oranda, we send you our warm-hearted congratulations for your Shinsanshiki.
May Zenkoji, your sangha and your family enjoy blossoming times under your wise guidance.
Omedeto gozaimasu!
Deep Gassho,
Tenkei Roshi, Myoho Sensei, Shugetsu
黒田博志老師へ
オランダから、晋山式に当たり深甚よりお祝い申し上げます。
善光寺とお檀家様、またご家族の皆様、貴方様の知恵あるお導きにより花咲くような美しいこの時をお慶び申し上げます。
おめでとうございます!
心からの合掌、
コペン天慶老師、妙法先生、秋月より


Dear Hiroshi Kuroda,
Congratulations on this wonderful occasion of Shinsanshiki from all of us here at Kanzeon Sangha.
Love,
Genpo Merzel
黒田博志老師へ
このたびの素晴らしい晋山式に当たり観世音サンガ一同心からお慶び申し上げます。
玄法マーゼル老師より


訳:桐ヶ谷寺住職 黒田純夫老師


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