成寿一覧表

成寿 第42号 〈声〉

懐かしい方々の写真が一杯 / 千葉県龍泉院 椎名宏雄老師
 『成寿』第四十一号のご恵与に感謝無極。晋山結制のご盛筵、心よりご慶賀申し上げます。特に豊富で美しき口絵は拝見するに懐かしく、塗師は院生時代の友人、光真寺様は同安居、大乗寺様は大卒当時からの知己交友、そして故武志方丈様は泉岳寺様を通じての交誼でありました。そのまた御師父の白純老師は不肖の実父とは宗議の仲間同志。
 俊雄方丈が若き日に侍者として師父様と共に拙寺に来山されたこともあります。皆宗門の至宝。そして現董が立派に故方丈の衣鉢を相続。これに勝る至宝はありません。益々のご活躍を祈り上げます。

育英会に南米の方からも / 南米曹洞宗両大本山別院 仏心寺 采川道昭老師
 『成寿』拝受致しました。晋山結制の盛栄洵にお目出度く、心よりお祝い申し上げます。
 常々大変お世話になっておりますが、このところ多忙を理由に御無沙汰致しており、誠に申し訳ございません。
 貴寺留学僧育英会の方にも御縁がありましたら南米の方からも応募させて頂き度く存知ております。その祈はまた更に御法愛賜りますようお願い申し上げます。
 末筆ながら、尊大宗師益々御法身堅固にて寺門の更なる御繁栄を祈念申し上げ寸書にて御礼申し上げます。
 御母堂様に何卒よろしく御風声下さいませ。

宮崎行学育英生奨学金を / ドイツ普門寺住職 中川正壽老師

 皆様ご清祥にお過ごしのことと存じます。
 さてこのたび普門寺ご開山、本山七十八世宮崎奕保禅師がご遺言としてこのドイツ普門寺に三度目として多額のご寄付を下さいました。以降どのような形で使わせていただくべきかを考えて参りました。結論は御遺意の全額をこの普門寺において『宮崎行学育英生奨学金』の基金とさせていただくことにいたしました。
 昨春にあってはまだ予定の段階でありました冬四月の集中修行(私どもはクラウズールと名付けておりますが、坐禅中心の冬安居であります)をただいま勤めております。私どもスタッフ三人のほかに四ヶ月修行するのはスイス人女性一人、一月、二月とニヶ月参加するものはさらに男性二人、女性一人でありますが昨年の臘ハ摂心、年末六日間の歳代わりレトリート、そしてサンガ中心メンバーの摂心とそれぞれに十人、二十人の参加がありました。そして二月には三週間の涅槃会摂心をいたします。奨学金は、これらに参加して安居を修行する四ヶ月またニヶ月参加者で三十五歳以下の者を対象にいたします。いまのところ全費用の半額、例外として全額の支給としております。
 昨年十一月より普門寺の実情にあった四ヶ月安居をスタートいたしまして、力強い手応えを感じております。これをもって、随喜の参禅者はたとえ一人二人であろうとも、ドイツ普門寺はより一層ヨーロッパの地に根付いた道場になりました。大悲山経営の実情は、コースの参加者はそれ程増えず、このたび四ヶ月にわたる安居を実施いたしましたので、この面さらに収入が減りますが、幸いいろいろなタイプの寄付の合計が年間数百万円になりますので、赤字すれすれのところで均衡しております。これらの寄付は私どもの活動への支援であり毎年少しずつ増えておりますので、門戸を開きつつも、より一層坐禅弁道に勤めたく存じます。
 日頃明るいニュースの少ない昨今ですが、ヨーロッパ・ドイツの片田舎より一筆啓上申し上げました。
 どうぞご健勝の上さらなるご活躍を祈念申し上げます。

御高徳を継承され御精進を / 藤沢市 天嶽院住職 嶋崎興道老師
 萬山緑草の好季節益々接化無辺の趣き大慶至極に存じ上げます。
 『成寿』第41巻有難く拝受致しました。篤くお礼申し上げます。
 此度晋山式を挙行された由、心よりお祝い申し上げます。先代様の御高徳を継承され御精進の御様子何よりも法悦至極に存じ上げます。
 先代様、黙仙寺様共々尚春秋にとむ惜しい方が化を他界に任され宗門の為にも残念至極に存じます。
 山僧今年は九十二才の老骨となり未だに醜をさらしております。慙愧至極に存じております。近く画竜点睛の後継者を得、宗門にも復帰の心算でおります。何卒御法愛の程お願い申上げます。
 梅雨の季節を迎えます。何卒御法体御自愛御保養専一を切に祈念申上げます。

昔を想い出しつつ / 神戸市 東郷優様
 『成寿』41号誠に有難う御座居ました。充実した紙面、一行たりとも見逃さず心から拝読しました。
 晋山式の特集に身心熱く洗われました。先代さまも、遠く高いところから喜んで見て居られるようです。
 「牛に引かれて善光寺参り」前平院代さま、感動しました。成寿山善光寺の建立に社長以下、社員も動員され、寺を作る等、夢想もしませんでした。当時、私は役員の一人として、工場長をしていました。工場内に百八畳の道場をもっており、そこで黒田方丈の坐禅仏法、社長の篤い信仰、弟敏が取締役営業本部長として全国津々浦々奔走し開創資金をかき集め、浄財の相当額を手にした当時が懐かしいです。限られた時間に一所懸命でした。また当時何度も永平寺参禅しましたが、加藤照雄老師(倫子さまのお父上)は、永平寺単頭としておられ、厳しい参禅のご指導には身も心も心底ひるむ思いでした。
 善光寺建立も、急速に進み、黒田方丈、村岡社長、敏の一心不乱と云うか大きな目標に向かって進む、一致団結の情熱は本気で世界を救済するんだというあの気概。忘れることはできません。この思想と理念は見事博志住職に継承され、善光寺を前途洋々望むことができます。
 どうぞ皆さま神戸にいらして下さい。ナリスの成寿殿には開基村岡満義、黒田大圓武志大和尚が祀られており、全国、海外からもお参りが絶えることかありません。ご案内します。
 私も八十路の道程です。外出も容易ではありませんが、ゆっくり『成寿』を拝読して心安らかにしております。
 皆さまお元気で達者にお過ごし下さい。有難う御座居ました。

純粋さと親しみ易さ / 黛亨様
 いつも『成寿』ありがとうございます。毎回、個性的な表紙の絵、きれいなカラー写真をふんだんに取り入れ、紙質も良く、力を入れた編集となっていて、感心させられます。
 黒田武志方丈ご逝去されて、はや七年になりますね。早いものです。最初にお会いした時の方丈の童顔や親しみ易い人格が今でも鮮やかに浮かんできます。
 宗教家として名の通った人は、どんな地位や名誉ある立場にあっても、押しなべて、子供らしい純粋さと親しみ易い庶民的性格をもっておられるようです。上がれば上がるほど、下がってくる、そういう方丈の人格が、私には、魅力でした。宗教の枠を超えたものを感じたのです。
 方丈は、またいつも釈尊という原点に立ち返って、明恵上人のように釈尊を慕い、仏教の再興を願った、情熱溢れる宗教心の持ち主でもありました。そして「仏教は人にある」と見て、育英会を立ち上げられたのは正眼でした。方丈は善光寺だけでなく、曹洞宗だけでなく、日本仏教、世界の仏教を見つめていた将来に必要な方で、本当に惜しい人材でした。タイ、スリランカヘ飛躍されたのも、方丈にとって必然の道だったように思われます。
 それに奥様をみんなの前でも紹介し、持ち上げていた姿が、ほほえましく思いだされます。
 今、日本だけでなく、米国、欧米も、世界が混乱の極にあります。これは簡単に言えば、精神、魂の混乱、また宗教の混乱と見て間違いないでしょう。人類の心が収まらなければ、平和は来ることはありえないと思われます。
 そういう意味でも、まず仏教の世界では、釈尊の原点にかえって、釈尊の人格、宗教心を現代によみがえらせることが、大切ではないでしょうか。釈尊の「ダイバダッタは私の師」と言った精神、ほかの宗教者には「あなたがあなたの宗教を究めれば、私の弟子」と言った心、雷が鳴っても、気づかなかったほどの精神集中と統一、王様にも遊女にも分け隔て無く相対した精神(一切の差別を越えていた)、そして八正道の実践、挙げればきりのない釈尊の基本的な宗教心(永遠の生命・不死の生命)を、もういちど復活しなければならないのではないでしょうか。
 そして、もはや仏教だけでは、平和をもたらすことはできません。みんなといかに提携して、世界的困難に立ち向かうか。それが今後の仏教の大きな課題だと思います。方丈の願いであった仏教の再興、釈尊の平和への回帰、世界の諸宗教との提携を、ぜひとも実現できる方向へ頑張ってください。
 寒さひとしお身に応える頃となってまいりました。ご自愛くださいますよう。ご母堂さんをはじめ、皆様によろしくお伝えください。

大圓武志大和尚様がバックで / 平塚市 アンティーク青年会会長 山口義男様

 なかなか温かくなりませんね。此度は想い出となる「授衣式」に参列させて頂き又お写真をお送り下さり有難うございました。心より感謝とお礼を申し上げます。
 親切丁寧な筆使いご性格そのままですね。ご挨拶の時には大圓武志大和尚様がバックで…私を含めほとんどの方が思われた事と思いますが、私はあのお言葉が「卒業論文」で新しい三世のご誕生と思っています。新しい善光寺さんを期待しています。この目で見れる事を楽しみにしています。
 もう少しで温かい春がやってくると思いますがどうぞお揃いでお体ご自愛ください。いつもやさしく親切にして下さる倫子様にも宜しくお伝え下さい。



益々励まされた気持ちで / 埼玉県行田市 小野義彦様

 さて、過日は、突然の来寺にもかかわらず、心温まる厚いおもてなしを賜りまして、深く感謝申し上げております。
 博志老師、大奥様、そして若奥様の、それぞれ慈愛あふれる笑顔と御言葉をいただき、益々励まされた気持ちでおります。
 なき方丈様との御因縁は、一言では申せませんが、今になっても、叱られているような気持ちになることも、思わず笑いがこみ上げるようなこともあります。かつてロスアンジェルスにて元気な方丈様と共に、飲んだり食べたり、沢山の御土産を頂いたり、車で色々な所をご案内申し上げたり、観光でご一緒した時のことなどが、きのうの事のように、思い出されます。
 前角老師や桐ヶ谷寺様とのご縁も含めて、本当に有難いことと感謝申し上げております。
 愚僧は近く、渡り鳥よろしく、少し暖かい国々に越冬を兼ね修行にまいりますが佛法を行じる佛僧として、皆様の御法愛を励みに、精進に励む志を新たに致しております。
 それでは、博志老師、大奥さま、若奥様はじめ善光寺山内の皆々様に於かれましては、どうぞご健勝にて、益々のご多幸とご発展を心より祈念申し上げております。合掌

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